絵本は読む場所で役割も変わる


僕は、子ども達に絵本を読む活動をしているのですが、
活動する場所は書店だったり、図書館だったりと、
いろいろなところで絵本を読みます。

この、絵本を読む場所というのが、
絵本の役割を変える、結構大切な部分だったりすると考えています。

例えば、図書館で絵本を読む場合、
これは「読書活動の推進」という目的があり、
子ども達に本を読むという習慣をつけてもらいたいというのが大きな目的となります。

他方、書店で絵本を読むときには、
子ども達に本を読むという習慣をつけてもらいたいという目的に加えて、
書店で絵本を手に取り、買ってもらいたいという要素が加わります。

保育所、幼稚園などで絵本を読むときには、
季節の行事を知ってもらうことで、
子ども達の園内での生活習慣の安定だったり、
子ども同士のコミュニケーションのきっかけ作りだったりと、
その時々で、絵本に期待される役割は変わっていきます。

ですから、大人がどんな場所で、どんな絵本を、どのように読むか、
という部分が結構大切だったりするのです。


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