子ども達に絵本を読むときに注意するのが、
語感の良さを生かすと言うこと、

絵本のなかには、リズム感や語感を強調した
文章で構成されたものがあり、
こういったものの場合、
読み手の力量が問われるケースが多かったりします。

『はやくちレストラン』（金の星社）
もぎあきこ：作　森あさ子：絵

は、タイトルのとおり
ストーリーの全てが早口言葉で構成されている絵本です。

こういう絵本の場合、僕はできる限りの早口で読むことを心がけます。
そして、噛みます・・・
いいおじさんが真剣になって早口言葉をやって、失敗する。
子ども達にとっては、そんな失敗が「笑える」訳です。

けれども、大人が真剣に絵本を読んで、失敗している、
そんな姿を見せるのも、子どもと一緒に楽しむということにつながっていく訳で、
子ども達には「大人って変」って思われるのもまた楽しかったりします。