わたしはあかねこ


『わたしはあかねこ』文溪堂(2011年8月)
サトシン:作 西村敏雄:絵

6月10日にNHKのドキュメンタリー番組「72時間」で、
僕が月1回、おはなし会をさせて貰っている、
ブックハウスカフェが舞台となっていました。

その中で、紹介されていた本のひとつが、
この『わたしはあかねこ』でした。

僕が、はじめて、サトシンさんと出会ったのが、
この、ブックハウスカフェだったので、

ちょっと、感慨深いものが在りました。

さて『わたしはあかねこ』ですが、
しろねこかあさんと、くろねことうさんの間に生まれた、あかねこは、
赤毛を家族に心配されて、牛乳を飲めば白い毛になるかも、なんて、いろいろなことを試されますが
彼女にとっては、赤毛はお気に入り、
周囲の心配はやがて彼女の負担になり、、生まれた家を出るていきます。
そして、新たな出会いが・・・

親にとって子どもは何かと心配の種ではありますが、
時に、心配しすぎることは、子ども達の負担になってしまうこともあります。

そんな中、彼女が選んだ親から離れ、自らの居場所を探すことでした。
子ども達を尊重し、受け入れること、
子ども達の見つけたい場所を喜んであげること、
これも、親としての役割なのですから、
なかなか、親業というのは、難しいものです。


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