のせのせせーの


『のせのせせーの』(ブロンズ新社)2022年4月
斉藤倫・うきまる:文 くのまり:絵

絵本というのは、絵と文の組み合わせで成り立っていて、
双方のバランスが大切、というのは絵本の周りで活動をしていると、
いやというほど耳にする言葉だと思います。

で、たまに語感が気持ちよくて、
絵とのバランスも見事で、
これは上手いことできてるなーと、
感心させられる絵本に出会うことがあります。

これ読んだら絶対子ども達、楽しいよね、となる絵本、
最近の本だと、この『のせのせせーの』がよくできています。
「せーの」でページをめくると展開する絵の仕掛けが見事なこと、
ページをめくるごとに繋がり、広がっていく世界観も素敵、

子ども達から見たら、こんなことができるようになったらいいのに、と思うこと必死ですし、
大人が、イラストレーションがきれいで、額装してリビングにでも飾りたいような絵にニコニコしてしまいます。

子ども達と思い切り遊べる絵本に出会うと、
読み手としては、ちょっとテンションが上がります。
そんな一冊でした。


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