『ゆけ！ウチロボ！』（講談社）2013年3月
サトシン：作　よしながこうたく：絵

子ども達は、学校生活の中でトラブルを抱えて、
悩むことはよくあります。

それも、成長の過程に必要なことなので、
親としては、見守りつつ、
何かあれば、アドバイスして、
親子で、一緒に成長していくモノなのかなと思っています。

絵本というのは、子ども達が自ら手に取ることで、

そういった悩みを乗り越えるヒントになるときもあります。

『ゆけ！ウチロボ！』はその表紙とタイトルから想像できるように
家がロボットに変形して、けんかした親友をやっつけるというストーリーですが、
実際にそんなことが起きるわけはなく、
けんかした相手には自分から向かっていき、
トラブルを解決するしかないのです。

想像力の力で、フラストレーションやストレスを解消し、
現実と向き合う、子ども達にはそんな力が育って欲しい、
子ども達の成長に向けた応援、そんな絵本です。