まっくろ


『まっくろ』(講談社)2021年9月
高崎卓馬:作 黒井健:絵

子ども達の想像というのは、
時に大人の考えの及ばない行動を見せることは、
ままあることでえす。

大人としては、そういうアイディアとか、
行動というのをフォローしてあげたいところですが、
いかんせん、子どもが何を目指しているのかが、
よく分からないことも多く、
子どもと大人の気持ちが旨くかみ合わない、

そんなとき、大人の側は「あぁ、うまくいかなかった」でよいのですが、
子どもにとっては、理解してもらえなかったことが、
躓きのきっかけになるかもしれません。

この絵本は、一人の男の子の創作が大人達に受け入れられないが、
作成を続けた結果、とんでもなく大きな作品ができあがるという物語です。

僕は、大人になって随分経ちますが、
子どもの頃に大人に分かってもらえないことがあって、
フラストレーションをためることはありました。

家には、娘さんと倅さんがいますが、
のびのび育ってもらったつもりですが、
やっぱり、気持ちのすれ違いは、あったのではないかと思ったりします。

この本を読んで、今一度、大人として子ども達を見守る姿勢について、
考えたいと思います。


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