『よんひゃくまんさいのびわこさん』(理論社)2020年12月
梨木香歩:作 小沢さかえ:絵
日本で最大の湖、琵琶湖
その成り立ちは、400万年前まで遡るそうです。
そんな琵琶湖が、海との行き来を閉ざされて、
湖として成り立つ過程を物語として描いています。
文章を書かれたのが、
『西の魔女が死んだ』や『裏庭』
など、多くの児童文学作品を手がけた、梨木香歩さん、
この絵本は、梨木さんの初の絵本作品となります。
絵を手がけている、小沢さかえさんとは、
『岸辺のヤービ』でタッグを組んでいます。
梨木さんの作品には、自然に対する敬意や、
長い時間の中で人間が世界に干渉する時間の大切を描いた作品が多いのですが、
琵琶湖という自然の構造物の過ごしてきた時間の長さと、
その琵琶湖を利用して生きている様々な生き物たちについて、
想像し、私たち人間の暮らしを今一度考える、
良いきっかけになるんではないでしょうか。
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