『カイマンのクロ 人とくらしたワニ』 (福音館書店)
2022年2月
マリア・エウヘニア・マンリケ:文
ラモン・パリス:絵 とどろきしずか:訳
南米はベネズエラでの実話だそうです。
宝石商のファオロさんが、みなしごのワニを育て、
「クロ」と名付け、一緒に暮らします。
ワニとの暮らしは、平穏で、
私たちが想像するよりもずっと普通です。
しかし、ある日突然、ファオロさんが亡くなったことで、
クロはショックで何ヶ月も絶食してしまう、
動物たちとの暮らしというのは、
犬であれ、猫であれ、楽しいものですし、
かけがえのない時間になるものです。
それは、洋の東西を問わず、普遍的なものなのでしょう。
南米の絵本というのもなかなか、
日本に紹介されることがないので、
イラストレーションが日本の絵本と違う感じなのも面白いです。
手に取ってみてください。
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