『やきざかなののろい』(ポプラ社)2014年11月
塚本やすし:作
「やきざかな」と「のろい」、
この二つの言葉の取り合わせは一体どういうことかと思い、
初見の親御さんは、大体びっくりしますが、
絵本を読み終わったあとは、
大体、親御さんも大笑いしているのがこの絵本、
寿司は好きだけれども、
焼き魚は嫌いな「ぼく」の姿は、
多くの子ども達に見られる、現代的な姿なのかもしれません。
そんな「僕」が焼き魚を食べられるようになるまでの、
プロセスにどのように「のろい」が関係してくるのか、
気になる人も多いでしょう。
子ども達に詠むときには、
焼き魚の気持ちに寄り添って、
気持ちを入れて読めば、読むほど、
子ども達は大笑いします。
物語の面白さ、テンポの良さが、
おはなし会向けの一冊といえるでしょう。
次のおはなし会で、何を読もうかなと迷っているのなら、
手に取ってみてはいかがでしょうか。
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