『はばたいたフトン』(校成出版社)2024年8月
サトシン:作 さかもとすみよ:絵
お正月休みもいよいよ最終日なので、
本棚を片付けたり、作業机の上を片付けたりしていましたら、
4月から就職の決まった娘さんの自転車がギアの摩耗やら、
前かごのビスが飛んでなくなっていたりしていたので、
今しばらくは、自宅から最寄り駅まで自転車で通うと言うことなので、
新調することになりました。
新しい自転車を買うときに3年の延長保証をつけますかと聞かれたときに
「少なくとも5年はここから通うから保障をつけてくれ」といわれまして、
あぁ、社会人になっても今しばらくは一緒にいられるのかと、
嬉しかったり、残念だったりしました。
で、家に帰って絵本の整理を続けていたら、
ふと『はばたいたフトン』が目に入ってきまして、
ついつい読んでしまいました。
主人公は、ちいさいころからみっちゃんを見つめてきたフトン、
みっちゃんは年を経て大きくなり、
大学生になり、大人になり、お母さんになり、
みっちゃんの成長を見つめ続けてきたフトンが最後に取った行動に驚かされます。
我が家は娘さんは、一人暮らしをすることなく、
家にいるのですが、親としての子どもへの眼差しがこの絵本のフトンに重なります。
職場では、みんないい年になってきて、
子育てが一段落したら、好きなことをしたい、なんていう話をする機会も増えましたが、
次の一歩を踏み出すのが楽しみな人が沢山いるみたいです。
僕は、既に絵本専門士としての活動をしていますから、
好きなことをしている大人の一人なのですが、子ども達が独立したらきっと、見えてくる絵本の世界も違うのかなと思ったりしています。
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