キュリオシティ


『キュリオシティ ぼくは、火星にいる』(BL出版)2019年2月
マーカス・モートン:作  渡部 潤一 :監修 松田 素子:訳

絵本の世界では、擬人化はよく行われる手法です。
物言わぬ物質や物を言えない動物を擬人化することで、
そのモノの持つ意味やテーマを明確にすることができ、
子ども達により直接メッセージを伝えることができます。

そんな、擬人化による効果がよく出ているのが、この絵本だと思います。
キュリオシティという名前を聞いても、なんのことだかわからない人も結構いるのではないでしょうか、
2011年に火星探査のために打ち上げられた、探査機の名前がキュリオシティです。

2012年に火星に降りたち、地球からのコントロールで、
火星のあちこちを巡りながら、さまざまな発見を私たち人類にもたらしてくれた、
キュリオシティ、その開発から、火星での実績までを
わかりやすく、キュリオシティの視点から語られている点が、
子ども達にとっては、没入感を高めてくれるのではないかと思います。

大人が読んでも今まで知らなかったことを知る良い機会になると思います。
新たな知識の扉を開く、一冊ではないでしょうか、


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