『りんごだんだん』(あすなろ書房)2020年2月
小川忠博 :写真と文
食べ物というのは、そのままにしておけば
朽ちていくのは、当然ですが、
その、朽ちていく過程を定点観測で
綴っていくのが、この『りんごだんだん』です。
リンゴの朽ちる姿を
0日目の「りんごつるつる」
151日に「りんごしわしわ」
207日に「りんごぱんぱん」
220日に「りんごしなしな」
と、だんだん変わっていきます。
約1年かけて土へと帰っていく様は、
なかなか、観ることができない姿ではないでしょうか、
とにかく、リンゴを定点観測するという発想はどこから生まれたのか、
作者のお話を聞いてみたい、そんな気持ちになる一冊です。
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