ぼくはいったいどこにいるんだ


『ぼくはいったいどこにいるんだ』(ブロンズ新社)2023年3月
ヨシタケシンスケ:作

今更僕が紹介する必要も無い、
(というか、どの絵本も僕が紹介する必要は基本的にないのですが・・・)
『りんごかもしれない』から始まった、
ブロンズ新社のヨシタケシンスケさんの「発想えほん」の第5弾、
もうタイトルがイカしています。
『ぼくはいったいどこにいるんだ』
仕事中、時々そう思うことがあります。

どこがゴールなのか分からない毎日、
ゴールに近づいたと思ったときには状況が変わっていて、
ゴールが遠ざかっているなんて言うこともしばしば、
その結果、今僕の立っている場所はどこなのか?
襲ってくる混乱・・・

そんな状況を一回、俯瞰してみることで、
整理してみたらどう?
と、この本は語りかけています。

家族の中での「僕」,街の中での「僕」
未来に向かう時間軸の中での今の「僕」などなど、
子ども達だって、僕たちと同じように自分の居場所、
立ち位置みたいな者に悩むこともあるでしょう。

そんなときちょっと息抜きしながら考える時間を作るのにちょうど良い
こういう味が出せるのがヨシタケシンスケさんの強みだよなぁ、と感心します。


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