上野の森親子ブックフェスタで僕が購入した本を紹介する第2弾は、

『あかちゃんがきた！』（アリス館）
サトシンさんが文を手がけ、松本春野さんが絵を手がけた作品です。

きょうだいができるというイベントは、
兄（姉）にとっては、
とんでもない一大事だったりします。

我が家も娘、息子のきょうだいですが、
下の子が生まれてから、
我が家にやってきたその日から、

「姉」という肩書きのついた娘は、弟をかわいがり続け、
その関係は、二人とも高校生になった、今も続いており、
息子から見ると時にうんざりするほど、
「姉」として、弟を溺愛していたりします。

日常生活の何気ない一コマ一コマを切り取ることで、
男の子が「兄」として、
妹への小さな不安や、家族が増えたことへの素直な喜び、
妹を思いやる気持ちが芽生え、成長していく様を描いています。

そうなんですよね、
子ども達って日常生活の中で、
様々な経験を経て成長していくのですから、
こういう、何気ない一つ一つの出来事が、
子ども達の成長の糧になっていたんだなと、
あらためて、確認することのできる作品でした。