持続可能な「絵本専門士」像を考えないといけないのかもしれない

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絵本専門士として活動を続けることは、
思っている以上に難しい、
資格を取った時には、
達成感も相まって、明るい場所に立ったような気がするけれど、
そのあとに続く道は、以外と細くて、風の通りもまばらだ。

僕自身、活動を続けることの難しさを何度も味わってきた。
本業は自治体職員で、活動には一部制約もあるし、
その立場から踏み込みすぎた発言はできない。
活動を広げたくても「個々までなら大丈夫かな?」と、
恐る恐る、活動を続けている吐露もある。

ですから、絵本専門士として新たに認定された人たちが
最初の一歩で迷うのは、とても自然なことだと思う。

ニュースやSNSで「絵本専門士」と検索すると、
いろいろな人の活動が出てくる。
おはなし会、講演会、本を出した人、賞の審査に関わる人。
その多様性は、この資格の強みだ。
でも、ロールモデルが増えすぎると、
かえって迷いが生まれることもある。

僕が認定された頃は、
「絵本専門士は何をやってもいい」
そんな空気があった。
今は、選べる道が増えたぶん、
自分の歩き方を探す時間が必要になったのだと思う。

新しく活動を始める人には、
ひとつだけおすすめしたいことがある。

まず、自分がどんな活動を中心にしたいのか、
静かに考えてみることだ。
読みの場をつくりたいのか、
講座をしたいのか、
選書をしたいのか、
地域とつながりたいのか。
その軸がないと、活動はすぐに揺れてしまう。

そして、できれば、
すでに活動している絵本専門士に会いに行ってみるといい。
話を聞いて、場を見て、空気を感じる。
いろいろな人の活動から、
良いところを少しずつ「盗む」ように吸収していく。
それは、きっと大きな力になる。

ただ、ここでひとつ現実を言うと、
絵本専門士として活発に活動している人は、
思っているほど多くない。
資格を取っても、続けられない人が一定数いる。
それは、この資格の問題点でもあるように思う。


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